モバイルコンバートフィーチャーフォン導入事例

ミリ秒単位の情報提供をもっと使いやすくもっと安全に。
ワンソース化で運用リスクを排除した安心のサービス提供。

カブドットコム証券株式会社
事務・システム本部 システム部 開発課 大内 俊光氏(中)
事務・システム本部 システム部 開発課 田渕 彰宏氏(左)
事務・システム本部 システム部 運用課 高橋 佑太氏(右)

三菱UFJフィナンシャル・グループである「カブドットコム証券株式会社(以下、kabu.com)」はインターネット専業の証券会社であり、運営されている「kabu.comモバイルサイト」はNTTドコモのiモードメニューリストの証券カテゴリにおいて1位を獲得、維持されています。 1秒単位ではなく、『1ミリ秒』単位での熾烈なスピード競争を求められるネット証券取引において、このように重要な位置にあるモバイルサイトをリニューアルするにあたり、モバイルコンバート(マルチキャリアコンテンツ変換サービス)をご提供できることとなりました。

今回は、カブドットコム証券株式会社 事務・システム本部 システム部の大内氏、田渕氏、高橋氏をお招きし、同社がモバイルコンバート導入に踏み切った理由や、ネット証券取引におけるモバイルマーケティングに関する取り組みについてお話を伺いました。

  1. 01 kabu.comのサイト運営について
  2. 02 モバイルコンバート導入の経緯
  3. 03 エムティーアイの業務について
  4. 04 モバイルサイトに対するお考えや今後の展開について
  5. 05 エムティーアイへのメッセージ

01kabu.comのサイト運営について

ご担当されている部署でのお仕事内容についてお聞かせください。

弊社ではバックからフロントまでのシステムについて「完全内製化」を特徴にしています。従いまして、私たち(大内氏、田渕氏、高橋氏)が所属するシステム部は、企画・システム仕様の決定から、アプリケーションやツールの開発、及びそれらの保守までを一貫して担当しています。もちろん、PCサイト・モバイルサイトの両方を対応しています。

ワンソース対応は全社的な悲願であって、避けては通れない課題でした。

kabu.comのサイト運営、サービス提供において特徴的な内容を教えていただけますか?

弊社では、開業当初からのサービスコンセプトに「マルチチャネル」を掲げ、電話・FAXをはじめ、PCはもちろんモバイルなど、様々な情報端末(チャネル)へ情報提供対応を進めています。特に近年は、外出先でも株価情報をチェックされたり、取引をされるお客さまが多くなってきています。そのような背景があり、モバイルチャネルは大変重要視しており、全ての商品の情報提供を競合他社よりもいち早く取り組んできました。

02モバイルコンバート導入の経緯

そういった中でモバイルサイトへの課題などはございましたか?

マルチキャリアを進める一方で、開発や保守にかかるリソースやコスト増は会社全体での悩みでもありました。また、お客様の利便性を考え、モバイルサイトでも取扱商品や執行条件はPCサイトと遜色なくほぼ全サポートしているため、それに適した仕組みや仕掛けを導入していくと、どうしてもテスト工数なども増えてしまうので、早くワンソースでの対応をとることが求められていました。

お客様へ安心、安全なサービスを安定的に提供することが何よりも重要と考えています。

モバイルコンバートの導入のキッカケは“ワンソース対応”が大きかったのですね。

そうですね。社内のリソースやコストを効率化させることもありましたが、それ以上にワンソース化させることで、全てのキャリアにおいて、運用リスクをできる限り排除して、安心・安全なサービスをお客様に届けることが非常に重要と考えています。

弊社は、それこそ毎週新しいコンテンツや、お客様の要望を迅速にリリースしなければなりません。そのような状況下でも、円滑な運用を行うことができています。今後も安全で快適なサービスの提供を継続して、お客様のメリットに繋げていく、そのためにもワンソース化は必須条件でした。

多くの変換サービスがあるなかで、モバイルコンバートの決め手はなんだったのでしょうか?

最初にお話しましたように弊社ではスピード感をもって「システム完全内製化」を行ってきました。ただ、WEBの分野の進化は非常に早いので、新しい技術への取り組みのためにも、パッケージ製品をうまく使うべきだとも考えていました。そんな折に、モバイルサイトのリニューアル計画があり、以前からパートナーであった株式会社Jストリームに話をしたところ、「株式会社エムティーアイ(以下、エムティーアイ)」の『モバイルコンバート』をご紹介いただいたわけですが、営業担当の方が毎週のように来社されて、非常に熱心に提案していただきました。

03エムティーアイの業務について

では、エムティーアイの開発・運用業務についての評価はご期待どおりだったでしょうか?

開発を進めるにあたって、スタッフの皆様のスキルやノウハウが高いなと感じ、いろいろな疑問に対しても即座に答えていただけたので、非常に助かりました。私たちも「スピード重視」で自社開発なども進めているので、ほかのパートナー企業からは「早いですね!」とお言葉を頂戴することが多いのですが、エムティーアイも同じような感覚もって取り組んでいただけたので、仕事は進めやすかったです。

また、運用業務も非常に楽になりました。全キャリア・全機種端末の検証を社内で行うには現実的ではなくなっていましたし、モバイルサイトのリニューアルに際してHTMLソースを大幅に変更したのですが、その際の検証もモバイルコンバートがあったからこそ、スムーズに進むことができました。

04モバイルサイトに対するお考えや今後の展開について

モバイルサイトのポイントはどこにありますか?

やはり、お客様の大事な資産を預かっておりますので、まずは安定的なサービス提供を第一に考えています。また、ネット証券は対面証券と違って、直接お客様とお会いすることはできないので、フロントエンド画面がお客様とコンタクトできる場面です。その限られた画面サイズの中でいかに有効な情報提供ができるかが重要ですね。

運用が楽になった分、もっとお客様に有益なサービスを展開していきたい。

モバイルサイトを運営していく中で、挑戦のしがいなどはいかがですか?

今や証券取引は、秒単位ではなく『ミリ秒単位』での争いになっているのです。スピードこそがお客さまにとっての差別化ポイントになってきているといっても過言ではなくなっていると言えますね。従って、モバイルサイトのファーストビューの見せ方や取引ボタンの押し易さ、ショートカットキーを利用するなどして、お客様とっての使い勝手やユーザインターフェースを向上させていくかに対しては常にチャンレジしています。そういった意味では、モバイルサイトはPCサイトに比べて、無駄なものを省き、必要なものだけに研ぎ澄ましていく必要があります。

モバイルコンバートの導入により、今まで運用や保守業務に取られていたリソースを最小化し、お客様へのサービス向上に専念していきたいです。

今後のモバイルサイトの展開はどのようにお考えですか?

「マルチキャリア」の観点からも、スマートフォンのコンテンツ拡充は、会社全体の重要プロジェクトです。こちらも、ワンソースの対応が必要だと考えていますが、スマートフォンならではの見せ方や操作性といったユーザインターフェースはもっと重要だと考えています。画面カスタマイズが自由にできる『モバイルコンバートforスマートフォン』には大変期待しているところです。

05エムティーアイへのメッセージ

それでは最後になりますが、エムティーアイへのリクエストなどありましたらお願いします。

弊社は「システム完全内製化」を進めてきましたが、特にモバイルの部分については、その進化を追っていくのが課題となっています。そこで、モバイル分野での経験やノウハウが豊富なエムティーアイにサポートをしていただき、今後も大事なビジネスパートナーとしての協力体制をお願いしたいですね。

今ネット証券の事業では、サービスリリースや注文取り次ぎなど、あらゆる面でスピードが最も重要であり、特に後者においてこの業界では『ミリ秒』単位で勝負しています。このような事業環境に対応できるような提案やサポートをいただき、今後も長いお付き合いができればと思っています。

カブドットコム証券株式会社 大内様、田渕様、高橋様
大変お忙しい中、取材にご協力頂きありがとうございました。
カブドットコム証券株式会社
スマートフォンサイトURL:
http://m.kabu.com/
取材日時:
2010年11月
取材場所:
カブドットコム証券株式会社様 会議室